「多分、メモとっているんでしょうけど、すごく覚えてくれていて。私はデビュー作と復帰作で会って、間が5年ぐらいあいていたんですけど、『あのときのこういうイき方した子だったよね』みたいに全部覚えててくれました」

 引退してから5年、2020年にセクシー女優として復帰した桃園怜奈さん(28歳)。そんな彼女を驚かせた、あまりに仕事熱心な「スゴい男優」とは? 文筆家の寺井広樹氏の『高学歴AV女優』(彩図社)より一部抜粋してお届けする。(全3回の3回目/最初から読む)

セクシー女優に復帰した彼女を驚かせた「ある男優」とは?(写真:本人SNSより)

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どんどん高レベルになっている女優たち

――AVのお仕事をするうえで、大学を出ておいてよかったと思うことはありましたか。

桃園 大学がどうのというのはないけど、暗記力や記憶力がいいのは役立ってますね。セリフ覚えとか、ファンの人の顔と名前を覚えるのとか。あと、AVも頭を使わないとダメで、ただやってても面白くないから、いろんな淫語を言ったり、体位とかも工夫して変えたり、ずっと「次何やろうかな、何言おうかな」って考えながらやってるんですよね。売れてるAV女優さんってみんな頭いいなと思う。とくに痴女系の方とか……。

――痴女系の作品は女性が展開をリードしていきますよね。

桃園 そうですね。ずっと違うこと、しゃべってるじゃないですか。だからすごい頭いいな、回転早いなと思って見てます。

――一度就職したことが役立ったというのはありますか。

桃園 そうですね。一般社会はこうなんだなというのもわかったし、一応それなりの常識を身につけることはできたので、経験しておいてよかったです。

――最近のAV女優さん、レベルが高過ぎますよね。みなさんきれいで才能豊かで……。