「ウエスト58cm・ふともも59cm」を自称しているプロレスラーでタレントの上原わかなさん(29)。太ももを強調した写真をSNSに投稿するたびに、“太ももがたくましすぎる”と大きな反響を呼んでいる。

 今でこそ自身の太ももをポジティブに捉えている上原さんだが、かつてはコンプレックスに感じ、日常生活で困ることもあったという。彼女は太ももに対してどのような悩みを抱えていたのか。話を聞いた。(全2回の1回目/2回目に続く)

大食いタレントとしても活躍している、プロレスラーの上原わかなさん ©細田忠/文藝春秋

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中高一貫の学校で6年間チアリーディング部に入っていた

――上原さんは神奈川県で生まれ育ったそうですが、どんな幼少時代を送っていましたか?

上原わかなさん(以下、上原) サービスエリアで有名な海老名のあたりに住んでました。同じ年齢の子と比べると頭ひとつ大きくて、男の子たちとよく遊んでいたんです。

 小学校の卒業アルバムに載った集合写真を見ると、かわいいポーズをしている女の子たちの中に私はいなくて。のぼり棒の一番上で男の子たちとはしゃいでました(笑)。

――活発な子だったんですね。複数の習い事に通っていたそうですが。

上原 ピアノを2歳から高校生まで。といっても、プロになろうという気持ちはなくて、趣味として楽しんでました。幼稚園から小学校低学年までバレエを習って、その後、水泳にハマって、スイミングスクールに高校2年まで通っていたんです。通い放題のシステムだったので「お得じゃん!」と、午前と午後に行って週8ペースで泳いでました。

――体操やダンスも習っていたとか。

上原 中高一貫の学校で6年間チアリーディング部に入っていたんですけど、バク転ができるようになりたくて体操教室に通いました。ダンスはアイドルが好きだから。たくさんの習い事に通わせてくれた親に感謝してます。

 

チア部は「ザ・体育会系」でめちゃくちゃハードだった

――お父さんは大学教授なんですよね。

上原 以前は企業の研究員だったんです。おじいちゃんも研究員で、私自身も理系のほうが得意だから、大学は情報系の学部を選びました。

――教育に厳しい家庭だったんでしょうか。

上原 「勉強しろ」と言われたことはないけど、勉強することが当然の環境でした。面白い先生がいたから塾が楽しかったんです。